キュービクルからの幹線系統新設工事
言うまいと思ったのですが・・、暑い、暑い。
埼玉県さいたま市 高圧電気設備工事 長谷川電気です。
今回は、先日工事させて戴いた埼玉県某所の電気設備改修をご紹介します。
屋上CUBから別棟への低圧電灯幹線新設工事となります。
停電作業を行う前に事前作業を行います。
ケーブルラック内の収容率には余裕がありましたので
今回は既設ケーブルラックを流用しケーブルを別棟へ引っ張っていきます。
既設ケーブルラックから電線管に切換、壁面の貫通部にプルボックスを取付
配線管路を施設します。
可トウ電線管を使用する際、ラジアスクランプを取り付けます。
鋼製アウトレットボックスと電線管との接地を確保するために使用する接地金具。
ラジアスクランプと金属管が広い面積で接続されるため、品質の良いⅮ種接地となります。
今回は、分電盤取付位置までの配線となります。
停電作業を行いCUB内でのブレーカーを取付て結線となります。
既設2P20Aブレーカーを2個撤去、新設にて3P75Aのブレーカーを取り付けます。
事前作業を行っていたので、全館停電は10分程度で完了しました
3P75Aブレーカー1次側にHIV電線で銅バーに結線
HIV電線は二種ビニル絶縁電線と呼ばれ、IV電線よりも高い耐熱性能を持つ絶縁電線です。
HIV電線の絶縁体の最高許容温度は75℃であり、許容電流はIV線よりも20%程度大きく確保できます。
周囲温度が高くても正常な送電ができるため、安全性の高い電線です。
作業は終了、停電を復旧し、CUB内での試験を行い完了となります。