屋外組変をキュービクル式へ
年の瀬も迫り、今年も残りわずかとなりました。
本年も多種多様なご依頼を頂き大変ありがとうございます。
株式会社長谷川電気 です。
今回は今年実施した施工のご紹介となります。
タイトル!
屋外組変からキュービクル式への更新工事
長くやられている事業場様だと開放型の組立式変電所をよく見かけます。
組変はトランスの容量を変更したり更新する際にスペースの心配をすることがないメリットがありますが、屋外開放だと飛来物や雨などでの劣化損傷を受ける可能性があります。
お客様よりご相談をいただき、キュービクルへの更新をお請けしました。
まずは現地での容量やスペース確認
高圧変電設備工事をする際は、所轄の消防署へ受変電設備変更届を提出する必要があります。
その際の注意点として周囲スペースが確保出来ているかが重要となります。
その為に配置が問題ないか、収まる寸法での設計ができるか注意します。
特に低圧配線が地中やトラフから来ていたので流用出来るよう配慮し設計しました。
事前に消防申請確認を行い、東京電力での停電作業のもと作業を実施します。
まずは解体、ひたすら解体
アンカーなどを切り落とし、整地清掃してすっきりしました。
すっきりしたところで、腹ごしらえ。
昼食はきっちりとバランスよく。。。食します!
きちんと食事をとり午後の仕事にも精を出します。
キュービクルの基礎は、可能であればコンクリート打ちをしたいところですが、停電期間が限られているため本工事は鉄骨架台を適用しました。
事前に採寸し、屋外でも耐え得るよう溶融亜鉛メッキ仕上げで製作しました。
キュービクルを搬入
分割で納入してもらっているので、小さいラフタークレーンでの作業も可能です。
水平や接続部分に配慮して据付接続を行います。
肝心の電気工事の写真は割愛しておりますが、
高圧ケーブル配線、端末処理
低圧ケーブル配線、延長、新規で幹線引き
端子上げや底板加工などなど
かなりの作業を行い交換更新工事が完了します。
通常のキュービクル更新と比較し、作業に時間を要します。
一連で記載した こちらの案件は停電作業3日間の連続作業での対応となりました。
※その間、電話等が使用できなくなるので長期休暇での作業が条件となってしまいます。
屋外組変をキュービクル式へ
埼玉県某所
屋外変電所をキュービクル式に更新をしました。
今回は既設設備容量をどうにかキュービクルに収め、周囲スペースを確保することが出来ました。
同一場所に収まらない場合は、受電設備の位置変更が必要となってしまいます。