引込柱(1号柱)建替え工事
秋冷が爽やかに感じられる好季節、空の心も高く澄みきった晴れ晴れとしたように映り、
山々の木々も紅を染め、まるでそんな空に恋をしているのではと、感傷的な一説が頭に浮かぶ
今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
埼玉県さいたま市で高圧電気工事を行っています 長谷川電気です。
道路を散歩したり車で走っているとよく目にする電柱ですが、皆様は電柱にも色々な種類が
あるのをごぞんじですか?
コンクリートのもの・鉄管のもの、又太さや長さも数種類あり、現地の土地の状況・張るケーブルの太さや本数によって使い分けがされています。
コンクリート柱
鋼柱
又、電柱にも所有者がいて、その持ち主もいくつかに分類されます。
東京電力や関西電力などの電力会社、NTTなどの通信会社、それらから皆様の建物に引き込む際に
建てる場合、これは個人又は法人所有になります。
簡単な見分け方として、電力会社と通信会社の電柱は道路敷地に建てていて、個人のものは
建物皆様の敷地内に建てています。
※場合に寄り、電力・通信の柱も、用地交渉を行い土地を借用して民間敷地に建てる場合も
あります。
又、電力・通信の柱には、番札と言う札が取り付けられていてそれで見分ける事もできます。
電力会社番札
通信会社番札
この時に皆様が疑問に思うことがあるかもしれません、1つの電柱に複数の番札が取付けてあるなと。
これは電柱の乱立を防ぐため、例えば電力会社の電柱を通信会社が借りて、ケーブルを一緒に乗せてもらっています。
順番もあって、1番上は電力、その下の地上高5mの位置に通信(インターネット/TV/電話など)のケーブルを乗せる決まりがあります。
とまあ、電柱と言っても色々あるのです。
今回は、お客様敷地にケーブルを引込む際に必要な、構内柱と呼ぶ柱にヒビが入っているため、
柱の交換を依頼された事例を記載します。
まず最初に、下の写真でもわかる通り構内柱に亀裂(クラック)が入っています。
このままですと、何かの際に電柱が折れ倒れてしまうため、交換となりました。
では、電柱を交換していきます。
まず、既設電柱に取付いているケーブルや支線・配管を外していきます。
合わせて、引き抜きやすいように電柱の周りを掘っていきます。
次に、建柱車で電柱にワイヤをくくり引き抜きます。この際に電柱の真ん中より少し上にワイヤを
くくり電柱の振れを防ぎます。
ご覧の通り、見事抜けました。
次に、新しく建てる電柱に取付用の金具類を地上で付けます。電柱を建ててから行うと、重労働に
なる為、取り付けられるものは地上で取り付けてしまいます。
金具類を取り付けたら、いざ新しい電柱を建てます。この際も既設電柱を引き抜くときと同様に、
電柱の真ん中より上にワイヤをくくり持ち上げます。
引き抜いた穴に新しい電柱を差し込み、周りを埋め戻しよく固めます。
建った電柱に、外して置いた各ケーブル・PAS・支線などを取り付け直します。
最後に、電力会社に供給のケーブルを繋いでもらったら完成です。
この記事を書いていて、今までに色々な工事を行ってきたなと感慨深い想いに浸りました。
最初にセンチメンタルな文章を書いたので感傷的になったのかもしれません(笑)
そんな気持ちを胸に、長谷川電気は電気工事を通じて皆様のご希望に添え、爽やかな秋空のような
晴れ晴れとした思いをお届けしたいと思います。
各種工事対応しております。
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