緊急工事:PAS(気中負荷開閉器)【さいたま市】
寒明けとは申しますが、まだまだ骨身にしみる寒さが続いております。
さいたま市で電気工事を行っております 長谷川電気 です。
今回は比較的に特殊な高圧電気工事となります緊急対応のご紹介です。
1月の末日に埼玉県内の事業場様にて停電が発生しました。
午前4時に停電発生。事業場の電気管理者(電気主任技術者)の初動によりPASの開放を確認
要因を調べたところPAS(気中負荷開閉器)の不調が発覚!!
緊急でPASの交換依頼をお請け致しました。
弊社にてPASの会社在庫があり対応させていただきました。
こちらの案件のご紹介となります。
対応連絡を受け早急に各方面へ確認。
上記にあるように在庫はあり。且つ高所作業車の配置も可能とのことで現地対応へ!!!
既設設備の不調で同等品の交換であれば問題なかったのですが、不良のPASは無方向で弊社在庫はvtla内蔵でした。
VT内蔵のPASなのでSOGへの電源は問題なし。
但しLA(避雷器)内蔵への交換の場合は、専用接地が必要となります。
幸い既設のPASが専用接地でしたの、念のためにA種接地値範囲かを確認し流用としました。
突然の停電の場合は弊社のような工事店確保もそうですが、電力会社による停電操作が必要となります。
電力会社では高圧側の監視もしており地域ごとに異常を検知できるようです。が、突然のことなので停電発生から現地対応まで時間を要しました。
お客様の電気確保までの時間を短縮する為に事前に可能な作業を先行
PAS本体の交換は無理なので(電力送電を遮断しないと対応不可、危険)PAS制御機器SOGの交換
並びに今回は避雷器がついている為単独接地の確認を実施
事前準備作業を行っている間に電力会社が現場着
早々に停電操作を行い交換作業を開始できました。
電力会社による停電操作の後に復電操作もあり、状況を説明し極力早く復電できるよう調整していただきました。
時系列
4:00頃停電発生(波及事故無し)
7:00工事依頼あり
8:00PASの交換が必要と判断
8:30弊社作業員現地・資材搬入
10:30電力会社による停電操作
交換作業実施
14:30電力会社による送電作業
今回のお客様は復電後にすぐ操業できる業種ではなく、当日の作業は見送りとしていました。
短時間での不良箇所改修でしたが、復電時間のお約束はできない案件の為に従業員を帰したとのことでした。
高圧機器には耐用年数の目安があります。
主任技術者からの指摘が無かった機器でも年数を経過していると予期せぬ事態に展開することがあります。
計画的な電気設備機器の更新をお奨めします。
緊急工事対応のご相談もお請けします。
お電話の際は【ホームページを見た】と連絡下さい。
当日の予定や状況次第ではございますが、誠心誠意対応させて頂きます。