高圧コンデンサ(SC)更新工事 ※PCB含有
新緑の美しい季節になりましたが、新型コロナウィルスにより自粛している方々が多いと思います。
私もその一人です。
長谷川電気です。
昨日高圧コンデンサ更新のご依頼があり対応させていただきました。
別段問題無い作業でしたが、既設のコンデンサに大きな問題がありました。
PCB含有機器
PCB(ポリ塩化ビフェニル) 人体に影響を及ぼす絶縁オイル
昭和32年(1957年)1月から昭和47年(1972年)8月まで使用されていた絶縁性の高い油
お客様事業場へ伺ったところ昭和42年製の高圧コンデンサが設置されていました。
通常は機器入替の際に既設コンデンサに穴あけしPCB検査を実施するのですが、製造年がPCBに該当する為に検査を行わずにPCB含有機器として扱われました。
写真でお分かり頂けますでしょうか。年代を感じます。
50年以上も使用していて、問題なかったのは当時の技術者の努力の賜物でしょう。
早速交換作業を実施しました。
銘板にも記載がありますが、質量(重量)がとにかく重い・・・
二人での搬出・保管場所への運搬となりました。
また、新しい高圧コンデンサは大きさが変わる為ケーブル支持等の追加を現場対応で実施しました。
PCB含有機器の管理は事業場様の責務となっております。
該当年以降は更新時の検査にて対応させていただきます。
今一度高圧受変電設備の設備状況をご確認ください。