PCB検査 必要?
『若葉のみぎりいかがお過ごしでしょうか』
例年より雨が多く感じられますが、晴れた日は暑く、半袖になる
今日この頃です。
季節のあいさつに書いた『みぎり』ですが、
「水限 (みぎり)」の意で、雨滴の落ちるきわ、
また、そこを限るところからといい、
時節では、〇〇のおり、〇〇のころと、
「境の時」を表す言葉だそうです。
埼玉県 さいたま市 高圧電気工事なら 長谷川電気です。
さて今回は、以前にもお書きしましたが、PCB検査に
ついて記載しようと思います。
≪どうして検査するの? PCB処分義務とは≫
高圧設備を利用している事業者様は、
お使いの変電設備内にある、油入式機器(変圧器、コンデンサなど)
を検査し、内に入っている油の、PCB(ポリ塩化ビフェニル)濃度
が一定以上のものについては、定められた期間内に処分を行うこと
が義務付けされていると、行政からの指導の通知が来ていると
思われます。
(低濃度PCB含有機器は、令和9年(2027年)3月31日までに処分)
≪検査方法≫
ご契約されている、電気主任技術者の立会いの下、
全ての電源を切り、停電した状態で対象の機器より油を採取し、
その採油したサンプルを、専門機関に郵送し検査をします。
検査結果が出るのに、約2~3週間かかり、検査機関からPCB含有
結果の、『PCB検査結果証明書』を発行してもらいます
この証明書が無いと、後ほど処分が出来ません。
上記の際に気を付けるのが、
変圧器(トランス)は、基本は蓋があるため、油を採取する
のは簡単にできますが、低圧・高圧コンデンサは、
『密封構造』の為、本体に穴を開けなければいけません。
したがって、コンデンサの検査は破壊検査となり、
【本体の交換(コンデンサ更新)】が必須になります。
≪お客様の設備は?≫
それでは、皆さんの設置されている【コンデンサ】は、
いかがでしょうか?
Q、変電設備を設置してから15~20年以上経っている、
又、PCB検査を依頼した記憶が無い。
A、更新推奨時期を過ぎています。機器の更新をお薦めします
ので、合わせてPCB検査のご検討をお薦めします。
Q、年次点検で指摘されているが、実施していない。
A、計画を立て直ぐに実行してください。国の定めた含有対象物の
処分可能期間があります。
ここでの注意事項として、
検査の対象になる機器について、下記の物はPCBが含有されて
いません。
・コンデンサ:平成3年以降
(ニチコン製は一部平成3年以降の含有報告有り)
・変圧器類:平成6年以降に製造されたもの
一部、含有する物もございます、上記年数付近の物に
対しては、メーカーに不含有証明書の発行を依頼し、
発行できないと回答があるものに対しては、検査対象
になります。
≪何をして行けばいい?≫
いろいろ書きましたが、まず何をして行けばいいでしょうか。
①:設備の状況を把握する。
主任技術者様が、年次点検の際に確認しており、
お客様に、更新計画をご提案していると思います。
なので、まず『主任技術者様にご相談』してみて下さい。
ただ稀に、ご提案をしなかったり、
質問しても、明確なご回答が無い方もいらっしゃいますので、
その際はお気軽にお電話下しい。
②:機器の年数が対象製品か
上記に記載した年数前の物は、検査対象!
それ以外の物は、メーカーに不含有証明の発行依頼!
(処分には、含有の有無を証明する書類が必要です)
上記2点をまず調べてください、その後検査結果に対して
交換するかを決めていきます。
≪長谷川電気でできる事≫
・PCB検査を、1検体25,000円(諸経費別)
で行わせて頂いています。
・メーカーに不含有の確認も対応しています。
・更新工事をご希望の際は、現地を確認させて頂き、
御見積を作らせて頂きます。
何はともあれ、お困りの際は、どうしたら良いか
お気軽にお電話・ご相談をして下さい。
社員一同、誠心誠意をもってご対応させて頂きます。
株式会社長谷川電気
〒337-0026
埼玉県さいたま市見沼区染谷1344-1
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