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PAS(パス)とは

 冬の寒さが一層厳しくなりました、インフルエンザが流行ってお
り、検査に行ったらコロナだったなんて話もまだ聞きます。
皆様においては、体調を崩されませんようご留意ください。
また、道路も凍っていますので、お足元にお気をつけください。

 

埼玉県で高圧電気工事をしております 長谷川電気です。

 

今回も高圧機器更新について書こうと
思いますが、今回注目するのは、【PAS】です!!

 

 PASとは『気中負荷開閉器』の事で『パス』と読みます。
事業者様が高圧電力を使用する際に、電力会社から電気を送っても
らいますが、電力会社と事業者様設備の分界点に付ける遮断器の事
で、建物設備が架空引込の場合にお客様の構内柱に取付けます。

 

 ※架空引込とは、電力会社が電柱から空中でケーブルを引込む場合
の事、地中配管で引込む場合は『UGS/UAS』になります。

 

以前にブログに書きましたので、ご興味のある方はこちらもご覧に
なって下さい。

 

 この【PAS】かなり重要で、お客様設備で不具合が出たときに
電力会社側(道路などにある電柱側)に不具合が出ないように遮断
する最後の砦です。

 

 私共も現調などでお客様から『何から更新したら良いの?』と聞
かれる場合は、まず最初にPASと高圧ケーブルとお伝えします。

 

 なぜかと言うと、電力会社側に不具合が出てしまうと最悪の場合
には、近隣の事業者様へ波及事故となり近隣の停電につながります。
会社が密集している場合などで起こった場合、その間の保証となっ
た事を考えると・・・ゾッ💦

 

 キュービクル内高圧機器(VCB/LBS/トランスなど)に問題
が出た場合(あっては困るのですが(-_-;))、自分の事業所だけが
停電するだけですが、他社も巻き込むとなると・・・

 

この事からも、重要性が解って頂けると思います。

 

 古い設備ですと、付いていない場合もあります。そんな場合は、
予算があるのも解りますが、早急に取付けることをお薦めします。

 そうでない場合も10年~15年が交換の目安になりますので、ご契
約されている保安会社様(主任技術者様)からお話があった場合は
迷わずに交換してください。

 PASと高圧ケーブルは一緒に更新した方が良いのですが、
PASだけでも違いますので、これを期にPASの製造年を調べる
のも良いかもしれません。製造年はPASの腹面に書いてあります。

※写真の04 5と書いてあるのが製造年月です。
(2004年5月の意味)

 施工は基本、電柱の上に取付けるので、高所作業車で作業します。

 高所作業車が入らない場合は、電柱に登って滑車とロープを利用
し人力で柱の上に持ち上げる事もします。これがかなり重く70~
80kg位ありますので、大の大人数人がかりで行います。

又、電柱が建たない場合も屋根上や建物壁面に架台を設置して取付
けることもできます。(建物構造にもよりますが)


 
 又、PASはVTLA内蔵というものがあり、こちらで更新の場合
単独でアース、LA接地(避雷器用、単独接地推奨)を取らなければいけませ
んので、既設単独アース(LA接地)が無い場合は、合わせて工事
になります。

 

以上が【PAS】についてです。私の拙い説明で、解りましたか?

 

お問い合わせはこちらより!
設置状況や周囲状況が分かれば直ぐにでも概算見積をさせていただきます。

ご不明な点がございましたらお気軽にホームページのお電話番号に
ご連絡ください。 

 

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