高圧受電設備の更新(事業者様必見)
つい先日、家族で秩父に枝垂桜を見に行ったばかりですが、気が付けば4月も終わりを迎え、風薫る季節となりました。
最近、時が経つのが早く、充実した日々を過ごせているんだなと感じるこの頃です。
さいたま市見沼区染谷 長谷川電気 です。
今回は、是非に* 事業者様には読んでいただきたい内容 *を書きたいと思います。
物は時間と共に劣化していきます。
そのため高圧設備も経年劣化などによる故障が『いつか』必ず訪れます。
『いつか』が来たとき、緊急対応を行うにしても、部材の入手や工事人員の確保などにより復旧までに数日から数か月かかる場合もあります。
そうなると、その日数分のお客様事業に支障が発生し、損失は大きなものになります。
ですので、計画的に設備更新を行っていくのをお薦めします。
ここまでの内容は、皆様よくお聞きになる説明だと思います。
私もよく説明をさせていただいております。
お客様よりご依頼を頂き、現地でお話をさせて頂いて思うのは、受電設備を更新するにあたり高額な工事になるため、
『仕方がないのだけれど、【溜息】が出る』
という心の声が感じ取られます。
まあでも受電設備の更新は、絶対に行った方が良いのですが。。。
では私見ですが、角度を変えた説明も書かせて頂きます。
私が見聞きし、感じる【溜息】の中は、
・事業場を購入したが、高圧設備には更新があるのを知らなく、予想外の金額が掛かってしまう。
・点検をして主任技術者から年数が経っているため更新しなくてはいけないと言われ、急な高額出費が発生する。
・更新しなくてはいけないのは知っていたが、思っていた以上に金額が高い。
などなど急な更新の話に、高額のため御見積段階でためらいを感じてしまう事が多いのではないかと思います。
事業者様からしたら少しでも安くしてほしいのが本音なのは重々承知しておりますが、工事会社の見解としては金額はそんなに安くなりません。
人の手では運べない重量物を取り扱ったり、現場状況によってはクレーンや高所作業車が必要で、道路使用許可や消防設備の申請が必要な場合だったり、様々な項目があるため金額を安くするのが難しいのが実情です。
なかなか受け入れるのは難しいかもしれませんが、【高額になるのは仕方がない】のならば着眼点を変え、どの様に支払っていくかを考えるのも一つかもしれません。
★キュービクルの本体は鉄製のため、何年も経ちすぎると錆が発生し穴が開いてしまいます。
こうなるとキュービクル本体を交換(数百万)しなくてはいけなくなり一番金額が高くなります。
そのため例えば錆びる前に塗装をすることにより長く使用することができ、十数年ごとの塗りなおしは必要ですが一度にかかる費用は数十万ですみます。
★キュービクル本体が大丈夫であれば、中の機器(各遮断器やトランス・コンデンサなど)を計画に合わせて数年で交換するのも一つの方法になります。
例えば、キュービクル交換で700万(仮)を一回で支払うのと、中の機械を数年かけて交換し(それぞれの工事で工事費がかかる)計1200万(仮)を分けて支払うのでは、一度に支払う金額が変わってくるため、事業計画も変わってくると思います。
どちらが良いかは会社様によってまちまちとは思いますが、事業所様にあった方法があるかと思います。
なにが言いたいのかというと、
経年劣化の波及事故や検査結果の更新提案の前に、ご契約している保安会社様や主任技術者様にご相談して、何をどのように更新していくかを計画する。
極端に言うと、
高圧設備をご購入した時点で先々を見据え、更新計画を立てる
のが、一番安上がりになって行くのではないかと思われます。
皆様も一度、ご契約している保安会社様や主任技術者様にご相談をしてみてはいかがでしょうか。
株式会社長谷川電気
〒337-0026
埼玉県さいたま市見沼区染谷1344-1
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